主に雁皮のチリで漉いた粕紙です。細かく砕いた黒皮をちりばめています。
繊維密度はとても高く、書く、折るなど、特別な質感を感じられます。
チリのない紙を作るときには欠かせない手作業で原料を精製する「かみしぼり」(ちりとり)の工程。その工程の副産物としてたくさんのチリがでます。
乾燥保管しているチリを、再び「煮熟」「叩解」して漉いたものを「粕紙」としています。
ロットごとにチリの様子や原料の割合が少し変動するので、毎回まったく同じように漉けるわけではありませんが、素朴で味のある紙になります。
叩解はホーレンダーを使用しています。
乾燥はステンレスまたは真鍮坂乾燥機を使用しています。
*厚さ(重さ)はチリと雁皮密度により他の紙と比べるととても重いため、重量測定をしてしまうと楮紙等よりとても薄くなってしまいます。そのため手触りなど楮紙の質感に合わせた目安を表記しています。
紙名 ZG-11 粕紙・主に雁皮チリ
漉判 京間判(約64cm×98cm)美濃判(約33cm×45cm)
厚さ 3〜6匁/京間判 相当(楮紙目安)
原料 主に雁皮チリ
煮熟 重曹 ソーダ灰
精製 なし
叩解 ホーレンダー
漉方 流し漉き
乾燥 ステンレス板 または 真鍮坂乾燥機による熱乾燥
裁断 60cm角
巻いた状態でのお届けとなります。
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